文明5年(1473年)稲葉元春によって築かれたと云われる。
天正8年(1580年)織田信長に対抗した本願寺方の武将として稲葉弥治の名が残る。
稲葉城は菅原神社の西背後に築かれている。菅原神社は文明10年に城主稲葉元春が京都北野神社より勧請して祀ったのが始まりという。
稲葉城は菅原神社の西背後にあり、一段小高くなった本丸部分を囲むように横堀が巡っている。本丸は半円形で土塁が付き、西側は小川が流れて崩落している。土塁は南側に開口部がある。現状では単郭であるが、神社周辺にはデコボコした地形が残されており、複郭であったかもしれない。