詳細不明。城主は別所氏の家臣久米五郎と伝えられ、天正8年(1580年)の三木城合戦で戦功があった。それ以前については詳らかではないが、この辺り一帯に勢力を張っていた東条氏の居城とも考えられている。
天神山城は県道75号線天神三差路の北に聳える標高138mの城山に築かれている。 山頂の主郭を中心として南北に曲輪があり、切岸がしっかりした城郭である。
主郭は山頂にあり土塁は付いていないが良く削平され切岸によって囲まれている。南下には西側に土塁を持つ曲輪があり、さらに南東下に広い削平地が残る。南側は天神社が祀られていたようであるが、現在は麓へ移っているようだ。主郭の西下から北側にかけて帯曲輪が巡り、北東側にも小郭が付いている。
県道75号線天神三差路から旧参道が付いているが、車を置く所が見つからなかったので、西の山腹にある一之宮神社から北の林道を経由して行った。
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