築城年代は定かではないが貞和年間(1362年〜1368年)頃に小野寺道守によって築かれたと云われる。
応仁2年(1468年)南部氏との戦いで戦功のあった佐藤忠継に家客として招き樋ノ口城を与え、同じく戦功のあった柿崎馬介光親には支城の松館を与えたと云う。
城は樋ノ口集落の北東にある館ノ山と呼ばれる丘陵の西に築かれている。 頂部の北端は櫓台のようになっており、その上に社が鎮座する。ここが二の丸で、北側に堀切を隔てて本丸がある。西側の斜面には数段の帯曲輪が残る。
南尾根の先端部に標柱が建つ。ここから社まで道が続いている。
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