築城年代は定かではないが杉氏によって築かれたと云われる。
龍ヶ岳城主の杉氏の支城で、杉太郎右衛門が城主であったという。
祇園嶽城は龍ヶ岳城の南西に聳える標高152.6mの猿田山山頂に築かれている。
祇園嶽城は南北に伸びる尾根に曲輪を段々に連ねているが、曲輪の規模は小さく土塁も一部にそれらしきものがある程度である。この城の最大の特徴は曲輪群を取り囲むように刻み込まれた畝状竪堀群で、西側の一部を除きほぼ全周している。竪堀の規模は一般的なものであるが、東側面から南側面辺りは深く明瞭な畝状竪堀群が残されている。
六ヶ岳登山口に向かう林道の途中に鉄塔整備用の道があり、沢を渡って進んで行くと北の谷間から尾根伝いに登ることができる。(地図)
最寄り駅(直線距離)