詳細不明。城主は応永年間(1394年〜1428年)頃に小野田兵部少輔種尚、吉見伊賀守などが伝えられている。
足立城は小倉北区と小倉南区にまたがる標高597.8mの足立山(霧ヶ岳)、その北西にある妙見山一帯に築かれており、現在はハイキングコースとして登山道が整備されている。
足立城の遺構は足立山山頂部、妙見山などに点在している。 足立山山頂部の遺構は山頂から東へ伸びた尾根にある二条の堀切で特に外側の堀切は竪堀が長く伸びている。主郭と思われる山頂部は狭く、そこから西へ続く尾根はほぼ自然地形となり、西尾根に堀切はない。
山頂の北西に位置する妙見山は妙見神社の上宮が鎮座している。この上宮が鎮座している場所が曲輪であったと考えられるが、現在は風よけのためか大きく堀込され周囲を土塁状に残して境内地となっている。しかし、北西と北東の両尾根に堀切が残されている。
足立山から西の標高442mにある砲台山へ続く尾根に一条堀切があり、現在は土橋が架かっているがこの土橋は後世のものであろう。砲台山も城跡であったとも云われているが、高射砲などが設置されて地形は大きく改変され、現状では明瞭な遺構は残されていないようである。
西麓にある妙見神社から整備された登山道がある。
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