備中 馬鞍山城びっちゅう まくらやまじょう

城郭放浪記


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備中 馬鞍山城の写真
掲載写真数
形態
山城(224m/130m)
別 名
なし
文化財指定
なし/不明
遺 構
曲輪
城 主
小田氏
歴 史

永禄8年(1565年)小田政清によって築かれたと云われる。

小田氏は足利氏の幕臣床上小松秀清が応安2年(1369年)に小田郷の地頭職に補任され下向、当初は神戸山城を築いて居城とした。秀清の子康清の時代に小田氏を称したという。

弘治元年(1555年)小田政清のときに出城として岩屋山城を築いたが、庄氏によって攻められ神戸山城も岩屋山城も攻略され、小田氏は伊予へ落ちていった。その後、庄氏と和睦して小田郷に復帰した小田政清は永禄8年(1565年)馬鞍山城を築いて居城を移した。

小田元家のとき毛利元清に属して朝鮮に出兵、帰国後の文禄4年(1595年)安芸国へ転封を命じられこの地を去った。

説 明

馬鞍山城は標高224mの馬鞍山に築かれている。

主郭は山頂にあり、そこから西へ向かって低い段差で平段を連ねているが、西端はそのまま自然地形として伸びており、堀切などはない。東背後はやや高い切岸となるが、そのまま緩斜面の自然尾根が続いており、こちらも明瞭な堀切はみあたらない。

案 内

山頂には馬鞍山の標識があるが、登山道は不明瞭。おそらく背後の竜王山方面の尾根道をたどるのが確実と思われる。

北麓の池から登り、「新登山道」の標識のあり西尾根を下ったが、登山道は雑木林に埋もれ、麓近くでは道が消滅している。

最寄り駅(直線距離)
4.0km 小田駅
4.4km 早雲の里荏原駅
6.2km 鴨方駅
6.9km 里庄駅
7.3km 井原駅
主な参考文献
笠岡市史-第一巻-古代・中世
笠岡市史-第二巻-近世
矢掛町史-本編
岡山県中世城館跡総合調査報告書
日本城郭大系〈第13巻〉広島・岡山(新人物往来社)
所在地/地図
岡山県笠岡市山口
GPSトラックデータダウンロード :[KML形式 ][GPX形式 ]
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最終訪問日
2022年1月
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