詳細不明。『阿波志』では新田義治の築いた八石城の詰城である東城とする。
井内谷東城は標高930.2mの三角点(多美山の表記あり)のある山に築かれており、現在は多美山上大権現の境内となっている。
単郭の城で北東尾根に堀切2、少し離れたところにも堀切3らしき窪地がある。南は横堀であった堀切1があり、西端は竪堀として落としてある。現状横堀は改変によって東側は特に帯曲輪のようになっている。南下は駐車場となった広い平地があるが、ここが曲輪であったかどうかは不明である。
西の大久保側から多美農村公園に向かって登る車道があり、農村公園の上に農場がある。この農場からコンクリート舗装された細い道があり、その終点が神社南の駐車場となる。コンクリート道も普通車で通ることができるが、石や草木が多い。
最寄り駅(直線距離)