詳細不明。
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書 』に未掲載でhinata GISのCS立体図で城跡のような形状を確認したので実地調査した結果、城郭遺構である可能性があるので仮称 尾長北峰城として紹介する。
尾長北峰城は尾長山のひとつ北の峰、標高176mの地点にある。尾長山を経由して牛田山に続く登山道はよく歩かれているが、登山道はこのピークを通らず、西側面を通っている。ただし、バリエーションルートの一つ大内越口からの登山道がこのピークを経由している。ちなみに大内越峠(おおちごとうげ)は周防の大内軍がこの峠を越えたことがその名の由来となっている。
尾長北峰城は山頂部が削平され若干切岸が巡らされている。北側に堀切、竪堀と思わしき溝が確認できるが、古い山道の名残のようでもあり、明確に城郭遺構とは判断できなかったため、城郭候補地として紹介する。