尾張 烏森城おわり かすもりじょう
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杉原伯耆守長房の居城という。 杉原長房は秀吉の正室寧々(高台院)の叔父にあたる杉原家次の嫡男で、天正2年(1574年)の誕生という。
杉原氏は秀吉の姻戚関係から木下姓も名乗っており、杉原家次は近江国坂本城主で、長房は但馬国豊岡城主になっている。また、豊後国日出藩木下家、備中国足守藩木下家も杉原氏の一族である。
烏森城の位置は定かではないが、「愛知県中世城館跡調査報告i(尾張地区)」では禅養寺・天神社の南東付近とし、地籍図から方形区画を確認することができるが、現状は宅地となっており遺構はない。