陸奥 寺林城むつ てらばやしじょう

城郭放浪記


△トップに戻る

TOP > > (陸奥国/岩手県) > 寺林城
Tweet
陸奥 寺林城の写真
掲載写真数
形態
平城
別 名
なし
文化財指定
なし/不明
遺 構
土塁,堀
城 主
河野氏
歴 史

築城年代は定かではないが河野通重によって築かれたと云われる。弘安3年(1280年)河野通次が通重の領地寺林郷に光林院を開山しており、それ以前に築かれていたと考えられる。

河野氏は伊予湯築城主で伊予の守護でもあったが、どのようにしてこの地を領していたのかは定かではない。

後に稗貫氏六代となった俊行は河野通次の嫡子となっていた。

寺林城と河野氏の関係は以降不明である。永享年間(1429年〜1441年)には落城しているが城主は不明で、天正18年(1590年)豊臣秀吉による奥州仕置の後は浅野長吉(長政)の代官浅野六兵衛が光林寺に居た。

説 明

寺林城は光林寺一帯に築かれていた。寺の西にある墓地の北側に二重の空堀と土塁が残されており、これが明瞭な遺構である。光林寺は城の南東に位置し、南の山門と参道は折れを伴い大手の雰囲気がある。案内板は城の北側にあるルンビニー学園側の道路沿いに設置されている。

光林寺の境内には開基河野通重の宝篋印塔、稗貫俊行の墓、大和国岸田城主であった岸田伯耆守の墓などがあるが、宝篋印塔は修理中で拝見できなかった。

案 内
最寄り駅(直線距離)
2.7km 石鳥谷駅
3.3km 花巻空港駅
7.4km 似内駅
8.0km 日詰駅
8.4km 新花巻駅
所在地/地図
岩手県花巻市石鳥谷町中寺林字館前
付近の城(直線距離)
1.3km 陸奥 北寺林館
2.1km 陸奥 小森林館
2.4km 陸奥 長谷堂館
3.3km 陸奥 大瀬川館
3.6km 陸奥 関口館
4.3km 陸奥 上ノ山館
4.9km 陸奥 猪鼻館
4.9km 陸奥 新堀下館
5.0km 陸奥 大畑館
5.5km 陸奥 八重幡館
5.7km 陸奥 新堀城
6.0km 陸奥 湯ノ館
6.1km 陸奥 柏葉城
6.7km 陸奥 柳田館
6.8km 陸奥 小瀬川館
7.4km 陸奥 似内館
7.4km 陸奥 御所ヶ館
7.4km 陸奥 本館(花巻市)
7.6km 陸奥 樋爪館
8.9km 陸奥 花巻城
9.6km 陸奥 大巻館
9.8km 陸奥 亀ヶ森城
最終訪問日
2019年5月
TOP > > (陸奥国/岩手県) > 寺林城