三河 長田館みかわ おさだやかた
△トップに戻る
仁安3年(1168年)頃に長田忠致によって築かれたと云われる。 長田氏は尾張国野間内海荘の荘司で尾張国長田屋敷に住んでいたが、平治の乱で敗れ、東国へ逃れる途中、長田氏の館に立ち寄った源義朝を討ち取り、その恩賞によりこの地を賜ったという。
治承4年(1180年)源頼朝が平家打倒の兵を挙げると、父の仇である長田父子は頼朝に加勢して各地で戦功を挙げたが、頼朝の命により誅された。
長田館は大浜街道に隣接した地に築かれていたという。地籍図からは南北に連なった三郭の屋敷跡が確認できる。