三河 石田陣屋みかわ いしだじんや
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慶安元年(1648年)菅沼定賞によって築かれた。
菅沼定賞は丹波亀山藩菅沼定昭の弟で、寛永20年(1643年)定昭が家督を相続するときに千百石を分知され旗本となった。
正保4年(1647年)菅沼定昭が嗣子なく没し改易となるが、菅沼家の名跡を惜しんだ幕府は定昭の弟定実(新城陣屋)に七千石を与えて名跡を継がせ、定賞にも三千石を与えた。この定賞が旗本陣屋として構えたのが石田陣屋で、以降菅沼家は旗本として続いた。
石田陣屋は豊川に面した地に築かれていた。現在は宅地や畑となっていて井戸が残るという。