伊勢 波瀬城(一志町)いせ はぜじょう

城郭放浪記


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伊勢 波瀬城(一志町)の写真
掲載写真数
形態
山城(160m/60m)
別 名
なし
文化財指定
なし/不明
遺 構
土塁,竪土塁,曲輪,堀切,横堀,竪堀
城 主
木造氏(坂内氏)
縄張図
波瀬城(一志町)縄張図
歴 史

応永元年(1394年)木造雅俊によって築かれたと云われる。木造雅俊は北畠一族木造氏の庶流で初代木造顕俊の次男とされる。

天正5年(1557年)織田信長の伊勢侵攻によって落城した。

説 明

波瀬城は波瀬川に沿って東西に長く伸びた尾根上に築かれており、現在は登山道が整備されている。

東西に伸びる尾根上に堀切で区画した曲輪群が連なっている。曲輪は比較的急峻な南側に寄せて築かれており、北側面には比較的緩やかな地形が拡がる。

主郭は西よりの曲輪Iで西端に高土塁があり石塔や石仏を祀ってある。虎口は明確ではなく北東端部に旧参道とみられる切り込みがある。

主郭の西隣に曲輪IIがある。円形の窪みがあり井戸跡かもしれないが違和感はある。西端に土塁を備え、西側は高い切岸で横堀として尾根を断ち切っている。

主郭から東へ続く尾根には曲輪III~VIIが尾根上に続き、北側面には腰曲輪Vなどがある。曲輪VIIの北側面には竪土塁7、8があり、腰曲輪のような緩斜面地形や虎口のような開口部Aが確認できるが、具体的な用途はわからない。腰曲輪Vも東辺の切岸が高くなっていることから、北側面の横移動を抑止する施設と推測される。

東尾根はさらに自然尾根が続くがその先に堀切9と堀切10がある。堀切10は尾根の南端に土橋を残してある。

案 内

南麓に登山道入口があり、橋を付け替えた旧道部分が駐車場になっている。山道はコンクリート舗装されており登りやすい。

最寄り駅(直線距離)
4.2km 伊勢大井駅
4.3km 伊勢川口駅
4.4km 関ノ宮駅
4.7km 井関駅
5.4km 家城駅
主な参考文献
津の城跡50選
日本城郭大系〈第10巻〉三重・奈良・和歌山(新人物往来社)
所在地/地図
三重県津市一志町波瀬字井ノ口
GPSトラックデータダウンロード :[KML形式 ][GPX形式 ]
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最終訪問日
2025年9月
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