永録7年(1564年)大村純忠によって築かれたと云われる。
三城をめぐっては三城七騎籠(さんじょうななきごもり)が有名で、これは元亀3年(1572年)塚崎城主後藤貴明・平戸城主松浦隆信・高城城主西郷純尭の連合軍に囲まれたおり、城主大村純忠と主たる武将七騎(大村純盛,朝長純盛,朝長純基,今道純近,宮原純房,藤崎純久,渡辺純綱)で籠城し守り通した戦いである。
三城は慶長4年(1599年)に喜前が玖島城を築城し拠点を移すまでの本拠地であった。
三城は長崎県忠霊塔のある丘陵に築かれている。 忠霊塔のある丘が本丸跡であるが、大きく削られたという。現在残る遺構は忠霊塔の南下から東下に空堀が巡らされ、北東下には土塁がある。
以前訪れた際には西側の参道脇に三城城の石碑が建っていたのだが、今回訪れたときには倒れたのか、脇に寝かされた状態でおいてあった。
忠魂塔のある丘陵の北東側に二郭があり、ここに三城城の案内板が設置されている。
富松神社の駐車場が利用できる。
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