長治元年(1104年)小野寺道則によって築かれたと云われる。 道則は小野寺道綱の二男で稲庭城主小野寺重道の弟という。
大館系小野寺氏は道則の後、道勝・道政・道儀・道兼・道員・道義・綱道・道高・道直・道基・道時と続いたという。「大館村創村事由」
大館は皆瀬川東岸の大館集落の地に築かれていたと云われる。 かつて集落内には隅櫓と称する小高い所が二箇所あったという。 現在は住宅地となっており所在は不明だが「秋田の中世城館」では、現在古四王神社のある辺りを比定地としている。集落内にある日吉神社は小野寺道則が氏神として祀ったものだと伝えられる。