詳細不明。城主は溝口氏が伝えられる。
禅院城は建仁寺の南背後に聳える標高141mの山に築かれている。
山頂は東西に長くやや弓形状になっているが、この峰全体を一つの曲輪として削平してあり、東端と西端がやや高くなっている。西尾根は竪堀と堀切が一条、東尾根は作業林道による破壊が大きいものの、二・三条の堀切があったと思われ北西側に竪堀が長く残っている。
南尾根も林道破壊されており、尾根上は平坦になってしまっているが、西の谷間には巨大な三条の竪堀が長く伸びており、もともとは三重堀切であっただろうか。この鞍部に続く主郭の南側面には薄い連続竪堀が数条確認できる。
建仁寺にから山腹にある熊野神社へ続く道の入口に尾根上に登る山道があり、そこから尾根伝いに登れば主郭に達する。
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