詳細不明。黒田氏による改修とも考えられている。
城山城は標高298.3mの城山に築かれている。城山の山頂を大城、南東の峰には小城がある。
城山城(大城)は城山山頂に地形に沿って東西に長い主郭があり、東下に一段腰曲輪を備える。この主郭部全体を石塁が巡っており、総石垣となっている。
主郭から東下の腰曲輪への虎口は二ヶ所、これとは別に主郭から北の山腹に続く虎口が北西側にある。北西の虎口は特に内側にある長い通路を経て入るようになっている。
腰曲輪から小城のある南東尾根に虎口があり、この虎口は両脇の石を立て、石段や門礎石のようなものが残されている。
西へ伸びた尾根に一条の堀切、東端の北側の山腹に竪堀が一条、そして小城へ続く南東の尾根には幅広の土橋を残した深い堀切が残されている。
登山口は北の林道終点付近からあるが、登山道と呼ぶような道はなく、単に山に取り付く入口のような感じで、北尾根によじ登れば比較的歩きやすい尾根道となる。
最寄り駅(直線距離)