詳細不明。
鬼面城は標高234.2mの観音山に築かれている。
南北2つの小ピークにそれぞれ単郭構造の曲輪がある。
北の曲輪Iは北に弓形状の二重堀切1を設けて尾根を遮断している。堀切は外側に土塁状の高まりがある。東側面はこの辺り特有の垂直に切り立った断崖で、西および南側面には堀がない。ここから北尾根に進んだ所に東西に分断する土塁があるが土地境界線のようである。
南の曲輪IIは東尾根に浅い堀切2があり尾根を遮断する。曲輪の北側面は断崖、南側は切岸下に武者走り程度の削平地がある。
曲輪Iと曲輪IIの間は尾根の鞍部に堀切状の窪みがあるが、それ以外の遮断構築物がなく同一勢力による一連の曲輪とみなすことができる。曲輪IIの南東ピークに小規模な土壇が確認できるが城郭遺構には見えない。南の鞍部には溝があるが、堀ではなく山道である。また、未確認であるが、さらに南に曲輪があるかもしれない。こちらはまた機会があれば現地確認したい。
南西麓の中居集落に登口がある。山腹に観音堂があり、そこまで山道が続く。ここからはピンクリボンだよりで尾根を登って行くルートである。
最寄り駅(直線距離)