詳細不明。
天神山城は神谷川東岸に聳える標高387.5mの天神山山頂に築かれている。
現在、常金丸小学校の北側に祀られている金丸天神社がかつてこの天神山山頂に鎮座していた。山頂は広く削平され、「広島県中世城館遺跡総合調査報告書」によれば、その規模は東西150m、南北100mというものであるが、現在は荒れ果ている。東側に降りた尾根に堀切が一条あり、それに面して一段の削平地がある。城としての遺構はそれほど明瞭ではない。
天神山の南西麓の集落には南北朝時代の康暦2年(1380年)の銘が残る「厚山宝篋印塔」があり、県指定重要文化財に指定されている。
かつては天神社が祀られていたことから登山道があるが、現状では荒れ果てており、たいして登らないうちに薮の中に消える。登りは途中から直登に切り替えたので、帰りに堀切から南へ降りてみたが、登山道へは直登した所からの延長上に出てきたので、この登山道は山頂から東へ伸びた尾根から南に降りた所にある鞍部へ続いていたものと思われる。登山口は県道26号線のトンネルの西上にある白鳩神社から県道に架かる陸橋を渡り道なりに進んで一番上にある民家の所にある。(地図)
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