築城年代は定かではないが鎌倉時代末期に真壁小六是久によって築かれたと云われる。
建武3年(延元元年、1336年)九州に敗走した足利尊氏を追撃する新田義貞の軍が福山城に立て籠もり、九州から東上する足利尊氏軍を迎え撃ったが敗れた福山城合戦の舞台となった。
福山城は標高302.3mの福山山頂に築かれている。
山頂部に門跡とされる列石、西には土塁や空堀とされる窪地、南に土塁跡とされる石塁などが残されているが、全体的に城郭の遺構としては乏しい。
北麓の総社市清音ふるさとふれあい広場など各所からハイキング道が整備されている。一番楽なコースは東の和霊神社からで、和霊神社まで車で行くことができるのでこちらからだと比高100m程である。
最寄り駅(直線距離)