築城年代は定かではない。永禄・元亀年間(1558年〜1573年)に浅川兵庫頭有辰が在城していたという。
加島城は浅川港の北東にある加島に築かれている。現在は陸続きであるがもともとは島であった。
加島城は山頂を主郭とすると云われるが、現在山頂部は東側が大きく崩落しており、残されている部分を見ても切岸らしきものはなく自然地形に近いと思われる。明瞭な城郭遺構とされるのは山頂から南西に伸びた尾根にあり、大きく三段に削平されている。この尾根下の西麓が御屋敷跡と伝わっている。
加島城の石碑と案内板は北尾根先の津波避難所にある。この削平地は後世の改変であり遺構ではない。
加島に入っていくと「加島城跡 津波避難場所」の看板があり、その上まで車で行くことができる。
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