詳細不明。『芸藩通志』には「幾志山 狐城 並に小田村にあり、」と記されているのみである。
小田狐城は松笠山から北へ伸びた尾根の標高122m付近に築かれている。
中小田古墳群のなかの一つ、4号墳が主郭となっており、南端を土塁として削平している。切岸は甘く、北側に一段小規模な削平地があり、その先は3号墳、2号墳が続く。
南背後には堀状地形は確認できないが、北側は円墳が連続することによる堀状地形が2ヶ所確認できる。内側は若干竪堀状に伸ばしているようなので、堀切として利用していた可能性がある。
北麓に登口があり中小田古墳群の案内板が設置されている。
最寄り駅(直線距離)