詳細不明。
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書 』に未掲載で、CS立体図で城跡のような地形を確認して実地調査した結果、城郭遺構を確認したので、仮称 木の宗山北城として紹介する。
木の宗山城から北へ伸びる尾根に二ヶ所の城郭遺構を確認したので、上の城と下の城として紹介する。
木の宗山北城(下の城)は標高約290mの峰に築かれている。単郭の城で曲輪から三方に伸びる尾根を堀切で遮断しており、東の尾根先側は二重堀切1になっている。
曲輪は土塁がなく最高所が一段小高くなっているが、周囲は一部を段加工する程度で自然傾斜を残している。
立地や縄張から木の宗山城の出城の一つと考えるのが妥当であろう。
木の宗山の一般的な登山ルートではないが、踏跡程度の山道がついており、そのまま木の宗山に登ることができる。ただし木の宗山山頂近くには岩場がある。
最寄り駅(直線距離)