『芸藩通志』には「高塚城 堀城 常友城 佛丸 行武城 下鷹城 笠城 並に戸野村にあり、城主知れず、或はいふ、高塚は鷹司大膳、堀城は小坂外記、幸友は、佐倉内膳、下鷹は、大野惣右衛門、所據なりと、」ある。
堀城の城主は小坂外記、あるいは堀庄右衛門とも伝えられている。
堀城は沼田川と造賀川が合流する地点、南を除く三方が川に囲まれた山に築かれている。
南北に連なる丘陵の上に曲輪I、IIを連ね、一段低くIII、南尾根先端に向かってIV、Vと続く。IとIIはほぼ同じ高さでどちらが主郭でもおかしくないが、全体的な構造でIを主郭とした。
主郭北端部が土橋状に伸びているのは何らかの改変のものだろう。東側は土取か大きく削られている。
南尾根に続く曲輪IVは枡形のような虎口形状をしている。
北側には広い曲輪VIと二段になった曲輪VIIが確認できるが、後世の改変も考えられる。
国道375号線側に案内板が設置されている。登り口とあるが、道はなくよじ登る感じである。
駐車場は北側にある学校跡、公民館のところが利用できる。
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