詳細不明。乃美氏の城の一つ。乃美氏は小早川の庶流で居城は茶臼山城とされる。 毛利元就の継室(または側室)となり毛利元清、天野元政、小早川秀包を産んだ乃美大方はこの乃美氏の出身である。
宇都山城は東西に伸びた比高80m程の山の西側に築かれている。
単郭の城であるが曲輪は東西50m程の規模はあり西端に神社を祀ってある。周囲は高い切岸となり、西尾根は堀切1で遮断、南は堀切から伸びる竪堀と連動して畝状竪堀群2、北側は東側に畝状竪堀群3を設けている。東尾根側は林道が入って後世の改変もあり遺構はハッキリとしない。東側の山頂部は簡易水道施設跡があるが城郭遺構は見あたらない。
主郭の東端から南へ降る参道があるが、これが本来の大手である可能性は高い。
南からの参道入口に「宇都山城入口」の標柱があるが、こちらから登るのは現状では難しい。山の北側を回る車道から未舗装林道が東下まで通じており、これを利用すれば簡単にいくことができる。未舗装路入口近くに駐車することが可能。
最寄り駅(直線距離)