上野城を参照。
『京都府中世城館跡調査報告書』で上野城として麓の居館部とともに紹介されている山城であるが、上野山城として紹介する。『日本城郭大系』の上野城の項ではこの山城部分について触れられていないようである。
上野山城は上野城の南背後にある標高150m程の山に築かれている。堀切で区画された南北二つの曲輪から成り、南曲輪の土塁の上には社が祀られている。
南曲輪は南背後を土塁と堀切で遮断し、堀切には土橋が架かる。堀切は西に向かって竪堀として落ちている。北曲輪の背後も同じく土塁と堀切で遮断して土橋が架かる。北側にはやや小高い土壇があり何か祀られていたようで基壇が残っている。
西山腹にある大円寺の上に墓地がある。墓地の北にある観音様の奥から登っていく道が付いている。
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