築城年代は定かではないが南北朝時代に北道氏によって築かれたと云われる。
代々北道氏の居城として続き、寛永年間(1624年〜1644年)北道万時宗の時に廃城となったという。
中畑城は中畑集落と鎌倉集落の間に聳える標高325m程の山に築かれており、現在は町指定史跡として整備されている。
中畑城は山頂の主郭を中心に北、南東、西の尾根に曲輪を配している。 主郭は山頂にあり東西に長い曲輪で中央が一段小高くなっている。主郭は展望が開け、石碑や案内板、さらに幟も建てられている。
主郭から西へ伸びた尾根に「天主台跡」と看板のある曲輪がある。南に帯曲輪が付いた曲輪で東西に長く、西端が一段高くなっており、西尾根を堀切で遮断している。天主台とは書かれているが、特に櫓台状の遺構はない。
主郭から北へ伸びる尾根は主郭のすぐ下に北西側に竪堀が一条落ちている。尾根先にはやや平たい段があるが、曲輪としては削平が不十分である。主郭から南東に伸びた尾根は小さな平段が段々と連なっている。
南の中畑集落に中畑城の幟と案内板が建っており、ここが登山道入口で駐車場も完備されている。(地図)
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