下野 小野寺城しもつけ おのでらじょう
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保元元年(1156年)小野寺義寛によって築かれた。 小野寺氏は下野国都賀郡小野寺発祥で藤原秀郷の末裔で首藤氏を名乗っていたが、源義為に従って戦功を挙げ、小野寺一帯に所領を得て小野寺氏を名乗ったことに始まる。
義寛の子通綱も源頼朝に属して奥州遠征などに参陣したが、承久の乱で宇治川の合戦において討死した。
明治頃には堀跡がわずかに残っていたらしいが、東北自動車道の建設によって完全に消滅し、高速道路西側に石碑がたっているのみである。高速道路東側には小野寺城主であった小野寺道綱の墓がある。