築城年代は定かではない。勝賀城主香西氏の出城とされる。
城は標高174.8mの黄ノ峰山頂に築かれており、南麓の蓮如上人堂の脇から山道がついている。
山頂にある主郭を中心に南北に長い楕円形に石積を巡らせた特異な縄張をしている。
主郭は削平されており南に分厚い土塁をやや食い違いにした虎口1を開口する。周囲も低い土塁が巡り北側は東西両側が入隅となるように折れている。南の虎口の外側はやや窪んでおり、堀があった可能性がある。
主郭の南は広く緩斜面地形の曲輪IIとなるが、南端の虎口2、3のあたりは削平されている。 虎口2も食い違いの虎口で外側には竪土塁があり、その東端にも虎口3が開口する。
主郭の北側IVもあまり削平されておらかず緩斜面地形が続く。北端は岩場となり堀はない。
南麓にある蓮如上人堂に案内板があり、向かって西側から山道が続いている。
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