詳細不明。豊臣秀吉による小田原攻めで豊臣方の陣城として築かれたと推測されている。
御所山城は箱根ターンパイクに隣接する標高870mほどの山で、白銀山と聖岳の中間地点にある。
東西二郭で主副ははっきりしないが、どちらかといえば西郭が主郭であろうか。西郭は土塁囲みで北側に枡形虎口があるが、曲輪の規模の割に通路の幅が広く、韮山城攻めの陣城上山田城と類似する。
西郭と東郭の間も幅広の虎口で、東郭は東端から北に向かってスロープになる虎口があるが、内側は折れている。
西郭の西側に浅い堀切があり、尾根を遮断するが、東側は堀がなく、城の北下を太閤道が通っていたようである。
箱根ターンパイク(有料道路)の旧桜山駐車場に駐車可能。駐車場の北東側の山が御所山城で、太閤道を使うことができるようだが、谷間の東側からよじ登るのが行きやすい。
最寄り駅(直線距離)