築上年代は定かではない。文治年間(1185年~1190年)に山田郷地頭職であった佐竹常陸介秀義によって築かれたとも云われる。
美濃守護職土岐頼芸が一時居城としており、その後、嫡子義龍に家督を譲った斎藤道三が隠居城として鷺山に移ったという。
鷺山城は標高67.7mの鷺山に築かれていたと考えられているが、山上に明瞭な遺構はない。ただ東麓には東西約150m、南北約200mの大規模な鷺山館があった。
山上は公園として整備されているが、山肌は荒れている。明瞭な遺構はないとされるが、北側の太子殿との間は堀切のような感じで、そちらからみると切岸となっているようである。
東麓にある鷺山館は北野神社からNTT鷺山住宅のあたりで、北側に大きな土塁が残されている。
北野神社の南側に公園駐車場がある。
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