詳細不明。城主は小倉織部とされ、天文21年(1552年)御嵩城主小栗信濃守とともに土岐郡の高山城を攻めたが敗れ、最終的には武田氏に属したという。
小原城は小原公民館の北西に聳える標高299mの山に築かれている。近年地元の方によって登山道が整備されたようで、見学し易い。
主郭は山頂にあって南北に長く南端が一番高い。主郭から南東に伸びた尾根と南西の尾根に曲輪が展開し、南東尾根は東端に二重堀切、南端にハの字状の竪堀などがある。
主郭北端東側面にコの字になった堀と竪堀を組み合わせた、少し変わった遺構がある。主郭の北下は広い緩斜面に土塁の欠損のような地形が残るが、遺構ではなさそうだ。
小原公民館に大きな案内板が設置されており、駐車可能である。ここから白山神社を経由して主郭に登る道が整備されている。
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