美作 神上城みまさか こうのうえじょう

城郭放浪記


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美作 神上城の写真
掲載写真数
形態
山城(377m/180m)
別 名
鴻殖城,高上城
文化財指定
なし/不明
遺 構
土塁,郭,堀
城 主
岩佐勘解由
歴 史

詳細不明。文明年間(1469年〜1487年)頃の城主は岩佐勘解由と伝えられる。

城址に建つ石碑には「神上城跡 岡本氏」と刻まれているが、この岡本氏は城主であろうか?

説 明

神上城は目木川に余川が合流する地点の少し北にある鴻殖地区にあり、目木川に沿って西へ伸びた丘陵の先端に築かれている。

神上城は頂部に三つの曲輪を東西に並べた縄張りで、西端がやや高いが、ほぼ同じ高さの曲輪が並び、主郭は明確ではない。現在では中央の曲輪に石碑が建てられている。

西端の曲輪は中央北側に土壇があり、西に虎口を開いている。西下には一条の堀切があり、その両端は竪堀となっている。この竪堀を含め南側に畝状竪堀群が設けられている。

中央の曲輪は東西両側の曲輪との間に堀切を設け、北西側に小段がある。東の曲輪も東西両側を堀切で遮断した小郭になっている。ここから東の尾根に向かって平坦面が続いていくが堀切はなく、なだらかな自然地形が250m程続き、最後は山道らしきものと合流する。東の曲輪と隣接する辺りは人工的な削平と北側に帯曲輪状の地形が残るが、城内にはとりこんでいないようである。

南の山腹には石垣が組まれた集落があり、現状二件の民家があるがこの辺りが家臣団の屋敷跡だという。

案 内

城山の南側の谷間を東へ入って行くと途中折り返して山腹に上がっていく林道がある。この終点には墓地になっているが、そこから更に上に上がっていくと集落跡?がある。この奥からつづら折りの山道があり、途中で道は消えるが山上まではそれほど問題なく上がることができる。

最寄り駅(直線距離)
4.7km 久世駅
5.1km 美作追分駅
6.2km 古見駅
8.8km 坪井駅
8.9km 美作落合駅
所在地/地図
岡山県真庭市樫東
付近の城(直線距離)
1.1km 美作 城山城(樫東)
1.8km 美作 砥石山城
2.5km 美作 目木構
2.8km 美作 二ツ山城
3.4km 美作 茶臼山城(三阪)
3.7km 美作 高仙城
3.8km 美作 小寺畑城
3.9km 美作 羽庭城
4.2km 美作 梅ヶ峠砦
4.2km 美作 篠向城
4.3km 美作 持家城
4.3km 美作 石蕨砦
4.6km 美作 遣手場砦
4.6km 美作 岩屋城
4.8km 美作 久世陣屋
4.9km 美作 的場ノ峠砦
4.9km 美作 柿ノ木ノ上砦
5.0km 美作 大寺畑城
5.3km 美作 とちの木砦
5.4km 美作 往還ノ上砦
5.5km 美作 井ノ奥砦
5.6km 美作 楽万の上砦
5.7km 美作 陣山城(久世)
5.8km 美作 与右衛門の上砦
最終訪問日
2011年4月
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