紀伊 吉原御坊きい よしはらごぼう
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天文年間(1532年~1555年)に亀山城主湯河直光が建立した寺院で、のちに次男信春を出家させ唯可と号して住職としている。
天正13年(1585年)羽柴秀吉の紀州攻めによって焼失、文禄4年(1595年)に現在の御坊市に再建され本願寺日高別院として現在に至っている。
吉原御坊は現在の松見寺境内付近に建立されていた。いわゆる城郭寺院で山門脇に石碑があり、境内には案内板がある。
遺構は北背後に土塁があり、外側には堀と思われる窪地が残っている。