詳細不明。河後森城の支城と云われる。
親行城は標高388.2mの山に築かれている。
主郭は山頂の曲輪Iでその周囲に低い段差で曲輪が取り巻いているが、全体的に削平は甘い。I1は1mに満たない段差しかないものの、東側に入口となるスロープAがあり、この周りには石を配している。西端の曲輪I4には土塁があり、南東下の曲輪I3は南へ下る虎口がある。
曲輪IIは南尾根側にあるが、東西両脇を土塁状に残し曲輪はかなり傾斜を残す。この曲輪IIの脇から畝状竪堀群3があり、間隔は広いが竪堀は長い。竪堀の起点部分には土留めの石積がある。
主郭の北西、堀切2を挟んだ北側に曲輪群IIIがある。尾根上を段々に削平したのみで、北端に堀切1がある。堀切2は北側に竪堀が伸びており、それに沿って帯曲輪がある。I5に対して木橋を架けて出入りする構造であったと思われる。
主郭から東鞍部へ続く尾根には二重堀切5があり、南側はそれに連動する畝状竪堀群4がある。ここからさらに降った所に竪堀6があるが、もともとは堀切だった可能性がある。
県道から谷筋を登って稜線に出て登って行くルートをたどったが、谷筋から稜線に登るところの坂がきつい。もう少し南側に稜線をまたぐ林道があるので、そちらから登るほうがいいかもしれない。
最寄り駅(直線距離)