詳細不明。
龍ヶ森城は標高377mの山に築かれている。
主郭は山頂にあって広いが切岸が明瞭ではなく西側は特に自然勾配に近い。
主郭の南下に小規模な曲輪IIがある。土塁囲みで南に傾斜するが南端東側に虎口が開いており、そこから南の尾根側に通路が残る。この曲輪IIの周辺に畝状竪堀群があり、南側は三重堀切のようになっているが、内側の二条は虎口からの通路を残して西側に落ちる竪堀になっており、南端のみ堀切9として尾根を完全に遮断している。
西の畝状竪堀群8は竪堀の起点が曲輪部分に近く、一条は曲輪IIの切岸に沿って伸びている。東の畝状竪堀群10は比較的急斜面に設けられている。
主郭の北西下には山腹を削平して帯曲輪IIIを設けている。帯曲輪の南端には横移動を防ぐためか竪堀7がある。北、北西に続く尾根には堀切1、2、3、4があり、それぞれ二条の堀切で遮断している。これらの堀切は竪堀部分は長く明瞭に残っているが堀切部分はほぼ埋もれている。
地元の方に登りやすいルートを教えていただいたので、それで登った。
北側の県道の交差点近くから北の山腹にある果樹園の道を抜けて舗装路側を進むと墓地があり駐車可能である。墓地脇から林道へ行く道はヤブに埋もれているが、墓地の最上段の脇にあるコンクリート建物の裏手に回り込めば、そこから作業林道が山上のほうに伸びている。それを登って行くと途中から山道が続いている。
最寄り駅(直線距離)