詳細不明。城主は住田主税と伝えられる。
池上城は桑田禅寺の南西背後の尾根に築かれている。県道235号線が城を分断するように通っている。
『愛媛県中世城館跡』に掲載されている縄張図では県道より上の部分を広く城域として描いているが、この部分の遺構は城郭遺構としては微妙な感じである。
県道より上の部分は県道から途中まで自然地形の尾根で、五輪塔が祀られた辺りからやや平坦面が現れる。主郭部らしき所は南側に石積があり、一段高くなっているが、削平は不十分で傾斜が残る。西端には一段高くなった岩があり、岩の間には石積、岩の上には社が祀られていたようであるが、背後の尾根を斜めに遮断しているのは堀切ではなく、山道となっている。
県道より下の部分は大きく二段の曲輪で、上の段は先端にハの字に竪堀を設けている。