葛籠城は安良川南岸の標高126mの山に築かれており、筑紫氏城館の入口を押さえている。現在は「勝尾城筑紫氏遺跡」(勝尾城、葛籠城、鷹取城、鬼ヶ城、鏡城、若山砦)の一つとして国指定史跡に指定されている。
主郭は山頂にあり南北に長い楕円形の曲輪で、周囲には土塁と横堀を巡らせ、南西隅に土橋の架かる虎口がある。筑紫氏城館の中でも特に防御に特化した縄張を持つ城で是非見学して欲しい。
主郭から南へ伸びた山腹には主郭の横堀を含め五重になった長大な横堀が巡らされ、南からの敵の侵入を念入りに防御している。この横堀の西端は鷹取城のある山の方へ竪堀と竪土塁のような感じで伸びている。
四阿屋神社の向かいに駐車場(地図)があり、そこから遊歩道が主郭まで続いている。
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