越後 山口陣屋えちご やまぐちじんや
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築城年代は定かではない。地頭として伊豆から入部した大見家久の子孫が下條氏を称して館を構えたのが始まりである。
下条忠親は上杉景勝の会津移封によってこの地を去り、二本松城代を務めた。また、米沢移封後は鮎貝城代となっている。
寛永11年(1634年)沢海藩溝口善勝の三男直勝が千石を分与されて旗本となり、山口に陣屋を構えた。この山口溝口氏は代々続いて明治に至る。
山口陣屋は「館の越」のあたりに築かれていたという。もともと下条氏の館があったところで館の越集会所の脇に案内板が設置されている。