天文2年(1533年)安倍良輝によって築かれたと云われる。

安倍氏は奥州安倍氏の子孫とされ、大宝寺武藤氏に従っていた良輝のときに築城したという。大宝寺武藤氏を取り込んだ上杉氏は天正19年(1591年)に志田修理に命じて磐井出楯を攻めさせ、これによって安倍頼保は仙北へ逃れたという。

磐井出楯は山麓の高台に築かれていたという。

民家の裏にあって畑地となっているようだ。残念ながら入口にある民家の人は不在であったのであがっていない。

山形県中世城館跡調査報告書
日本城郭大系〈第3巻〉山形・宮城・福島(新人物往来社)

付近の城(直線距離)
2.6km 出羽 本宮楯
2.8km 出羽 進藤楯
5.4km 出羽 脇楯
5.9km 出羽 山谷楯
6.4km 出羽 中北目館
7.1km 出羽 田沢楯
7.3km 出羽 泥沢楯
7.5km 出羽 赤剥楯
7.5km 出羽 古升田楯
7.6km 出羽 朝日山城
7.6km 出羽 延命寺
7.6km 出羽 山楯
8.7km 出羽 東楯
8.9km 出羽 観音寺城
9.2km 出羽 下黒川楯
9.4km 出羽 中山楯
9.6km 出羽 西楯
9.6km 出羽 松山城
9.7km 出羽 田尻館

2024年4月