詳細不明。城主は水沢氏で常山城主上野氏の家臣とされる。
戸山城は木見駅の南東に聳える標高191mの山に築かれており、現在は登山道が整備されている。
山頂の主郭Iを中心に周囲に曲輪を配している。現状主郭からはスロープ状地形で各曲輪に出入りすることができるようになっている。
曲輪の周辺には所々に石積が確認でき、曲輪IIIから西尾根に下るあたりや、曲輪IVの北側面などが見やすい。
西へ続く尾根には浅くなっているが二ヶ所の堀切1、2が確認できる。また南尾根も堀切状地形5が確認できる。一方北尾根には堀切が確認できないが、東西両側面に竪堀群3、4が設けられている。
曲輪IIは南へ伸びた尾根に小規模な段差を設けている。南端東側が開口し、外側に小規模な虎口受けの空間があることから、ここが虎口であった可能性がある。
登口は北麓の道路沿いにあり登山道入口の標柱が建てられている。登山ルートはいくつか用意されているが、ピンクテープを頼りに歩くような道が多い。
最寄り駅(直線距離)