築城年代は定かではない。新庄太郎実秀の末葉と云われる村上加賀守秀成が築城し、村上河内守則定まで続いたという。
川上城は早戸地区の南西にある標高179.7mの山から北西に伸びた尾根の頂部に築かれている。
山頂は空堀を挟んで南北に曲輪があり、南は小郭、北は北東の尾根に向かって段々に続いている。この淵が土塁状になっているが、山道の削り残しのようにも見え判然としない。
途中に出ている道標が「山頂」とあり、一番わかり辛い切通からの分岐に何もなかったことから、標高179.7mの山上まで確認してみたが、神社か何かの基壇らしき跡があるのみであった。
赤坂小学校から南へ進んで赤坂バイパス下をくぐり高泉峠の案内板のある峠に登ると青い瓦屋根の「早戸上組倶楽部」(公民館?)がある。ここに案内板が設置されている。城へはここから南西に続く道を登っていき峠に達した所から、北の山に入る。ここが城址。
最寄り駅(直線距離)