桂城(東城)を参照
桂城は可愛川に面して東西に長い標高294.8mの山に築かれている。桂城の遺構は大きく四ヶ所に分かれており、山上の遺構としては西城と東城、東の山腹にある屋敷跡のような大きな平段、そして桂大仙神社の境内となっている出丸である。
桂城の西城は山の西峰の頂部を主郭とし、北西と南へ伸びた尾根に曲輪を展開している。
主郭は土塁の付いた二段の曲輪で、西尾根に曲輪wii、南尾根に小さな腰曲輪の段曲輪が続く。西尾根は鞍部を利用した大堀切(堀13)で堀底には低い仕切があり二重となっていたようである。この堀切は北側面に一条の竪堀、南側面は畝状竪堀群(堀12)となっている。
主郭の東背後は浅い二条の堀切(堀10)があり、北側面は横堀から竪堀が落ちている。
北の国道54号線沿いに登山道の入口があり、そこから登ると西城と東城の間の尾根に至る。
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