築城年代は定かではないが津野氏によって築かれた。
城主については定かではないが、津野忠親・山内右衛門大夫の土居が山麓にあったという。津野氏の家督を継いだ忠親はこの港を使って浦戸城の長宗我部元親と連携していた。
須崎城は須崎港の西にある城山に築かれている。三角点のある南の峰と北の峰に築かれており、主郭は北の峰である。
三角点のある古城山山頂は南曲輪群があり、北西から南東に向かって削平地が伸びている。ただこの辺りは後世に破壊されている部分が多く、大きくえぐられたような跡も残る。東側にわずかに土塁が残る。
北の峰にあるのが主郭で、山頂部は円形に土塁を巡られた主郭があり、周囲に二の段が巡る。土塁は内側が石積によって強化されている。
西下にもう一段の削平地があって西尾根には二重堀切が設けられている。堀切は二重であるが堀切から竪堀と変化しており、竪堀部分は三条ある。北尾根、南尾根にも堀切が残っている。
南東尾根上にある城山公園を目指す。県道310号線沿いに城山公園への道標がある。城山公園から石鎚神社脇の墓地を抜けて山道が山頂に通じているが、山道は所どころわかりづらくなっている。
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