詳細不明。城主は音竹千代?
音竹城は伊野駅の南方に聳える標高103mの山に築かれており、東西約300m程の規模である。特に整備されているわけではないが、山は比較的歩きやすく遺構は完存である。
音竹城は標高103mの山に主郭部、西の尾根に西郭群、東の尾根に東郭群がある。
西郭群は最高所に一段小高い土壇を設け、その周囲に広い曲輪が付く。西尾根は浅い堀切が一条、南尾根は腰曲輪のような平段があるが、南端はなだらかな地形である。南西側に多段の帯曲輪状の地形があるが、畑跡かもしれない。
主郭部は東西に長い曲輪で東端に櫓台ほどではないが幅広の土塁が付く。北下に帯曲輪、西下から南下にかけて腰曲輪が数段あり、一部石積されている所もある。西郭群との間は二重の堀切で遮断し、東郭群との間は深い大堀切によって遮断している。南西側の山腹には数条の連続竪堀が残されている。
東郭群は主郭の大堀切から東に伸びた尾根にあり、曲輪としては小規模で削平状態も良くないが、堀切を挟んで東西二郭あり、東端は土橋が残った堀切でその先は墓地などがあり自然地形となっている。
城山の西端から山上にある天神山霊園に登る階段が付いている(地図)。ここから西尾根の山頂に登り尾根伝いに東へ進めば西郭群に至る。
最寄り駅(直線距離)