詳細不明。
小深浦新城へ登る途中に城郭遺構の可能性のある地形を確認したので仮称 錦小深浦境城として紹介する。
小深浦新城のある標高315mの新城山から南へ派生した尾根の標高190m付近にある。北の尾根背後には小深浦新城、南の山麓には小深浦城、大深浦城、岡畠城(錦城)がある。
曲輪は南北20mほどの規模で東西二段になり、主郭Iは北端に低土塁を備える。尾根先、尾根背後ともに1mから2m程度の切岸を備えるが堀は確認できない。北背後の尾根は緩斜面で、南側も尾根先端には位置するものの高低差は少なく緩やかな勾配になっている。
主郭I南端西側に切込があり、曲輪IIとの虎口の可能性がある。曲輪IIも中央西側に切込があり通路状になるが植林伐採による改変の可能性が高い。
堀がなく小規模な土塁と切岸が確認できるだけなので城郭遺構かどうかの判断は難しいが、陣城など臨時的な城の可能性がある。