詳細不明。城主は押川玄蕃と伝えられる。
押ノ川城は押ノ川神社のある比高20mほどの丘陵に築かれていたという。
国道56号線に沿って南西から北東に長く伸びた丘陵で中央南よりに神社がある。『高知県中世城館跡 』によれば、「詰、のほか2郭、堀3条、土塁」と遺構があることが記されているが、現状では遺構は確認できなかった。
神社境内は比較的広く削平されているが、北側にある削り残しの地形から推測すると、境内となっているあたりが最高所で大きく地面を削って境内としたと思われる。反対の南側には電波塔があり、こちらも遺構はない。北へ続く尾根を歩いてみたが遺構はなく北端にある広い平地は果樹園か畑にともなうもののようである。
南の集落側からの細い道が押ノ川神社境内に続いている。
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