詳細不明。城主は田原六郎が伝えられる。
神崎城は須崎市と土佐市の境にある標高149.0mの山に築かれている。
山頂部は釣針のように湾曲した尾根になっており、その細い尾根部分に主郭が築かれている。中央に桝形状の虎口空間があり、その西側は土塁囲みの主郭、東側を二郭とすることができるだろうか。最大の特徴はほぼ全周に渡って畝状竪堀群を設けてあることだが、いわゆるコブのある畝状竪堀とコブのない畝状竪堀が併用されており、北西の畝竪7の部分のみコブ有りの畝状竪堀である。この城ではコブなしの畝状竪堀は曲輪面に近い位置から掘り下げられているのに対し、コブ有りの畝状竪堀は切岸の下から作られている。南東尾根は曲輪直下に二重堀切、やや離れて堀切2と3がある。
登り口がわからなかったので南端にあった電波塔経由で尾根伝いの登ったが、電波塔までの道は私有地内の私道であるので、お願いして通らせて頂いた。
下山で利用したルートは東の土佐市側でグラウンド前の墓地から登ると災害対策用の倉庫があり、そこから山に入って行くと尾根道に至る。