築城年代は定かではないが南北朝時代には築かれていた。
建武3年(1335年)正月13日と17日に足利尊氏方の小笠原貞宗・村上信貞が英多庄清滝城を攻めているのが『市河文書』に記されている。
清滝城は松代町の東に聳える標高1099.5mの奇妙山山頂に築かれている。現在は登山道が整備されているが、比高720mと長野の山城の中でも特に高い山に築かれている。
主郭は山頂にあり、北側に低い土塁が付いている。主郭から北東、北西、南の三方に伸びる尾根を堀切で遮断している。北東尾根は腰曲輪が一段あり、南端に土塁がついてその外側に竪堀を設けている。北西の尾根は主郭のすぐ下と250m程離れた尾根に堀切がある。
登山道はいくつかあるようだが、玉衣比売命神社(地図)から尼巌城を経由して登り、岩沢口(地図)へ下山した。
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