詳細不明。城主は祁答院氏と伝えられる。
松尾城は久富木川が大きく屈折して西麓を流れる標高130mの独立丘陵に築かれていた。この山は基本的に細尾根の続く山で最高所は西側の辺りであるが、これといって明確な城郭遺構は見あたらない。
東西に伸びる山頂の尾根の東端から南東尾根に続く辺りに堀底道があり、南東尾根に広く削平された土地が堀切状の窪地を挟んで南北にある。この辺りが城郭遺構らしい所であるが、この堀切状の窪地は墓地から続く道の通る場所である。
東端から北へ伸びた尾根のには、コの字状に削平地された土地がある。
県道51号線沿いにある墓地の脇から山に取り付くことができる。